ガルシン 神西清訳 あかい花
Всеволод Михайлович Гаршин“”ガルシン作・神西清訳「あかい花」
を「心朽窩 新館」に公開した。ツルゲーネフへの献辞を持つ、このガルシンの名作を僕のHPの書棚にこうして並べられることを、心から光栄に思う。
……紅蓮の炎に身を包んで自死したドメニコ――彼は温泉の端から端に火の点った蠟燭を運び得たその時、世界は、人々は救われると言い遺して蠟燭を主人公ゴルチャコフに託していた――映画のラスト、ゴルチャコフは蠟燭を運ぶ――――そして死ぬ……アンドレイ・タルコフスキイの「ノスタルジア」はガルシンの「あかい花」でもある……