處生訓 イワン・ツルゲーネフ
處生訓
安らかに暮らしたいのか? それなら人々と交はるがよい、けれどもひとりで生きるがよい。何ごとをも企てず、何ものにも未練をもたぬがよい。
幸福に暮らしたいのか? それなら懊惱(くるし)むことをまなぶがよい。
一九七八年四月
[やぶちゃん注:本詩については、1958年岩波文庫版の神西清・池田健太郎訳「新散文詩」(但し、実は高校生向けに一部表現を恣意的に改竄しているので注意されたい)による訳を私の「アンソロジーの誘惑/奇形学の紋章」に引用しているので、比較されたい。]

