スギ
とんでもなく忙しかった妻に無理矢理に頼み込んで、修学旅行の帰りの公設市場から買ってきてもらった天然もののスギを食す。
スズキ目スズキ亜目スギ科スギ属 スギ Rachycentron Canadum (Linnaeus)
いゃー! この「須義」が、うまいんだ! 魚体はコバンザメみたいな感じで、捌いてもらうのに妻は引いたと言う(勿論、コバンザメみたいな吸着器官はない。全くの別種だからね)。以前は「トロカンパチ」とか「クロカンパチ」という売れ筋呼称で呼ばれていたが、堂々と「スギ」で行こうじゃないか! 今回は満を持して、天然藻塩、限定醸造有機薄口醤油と天然山葵、特製カルパッチョ・ソースの三種で試してみたが、即、これは決定(けつじょう)! スギはやっぱり薄口醤油に山葵に限る! そうして嬉しいことに持ちがいい(というより僕の経験では少し日が経てアミノ酸変異が起こったころが、真面目にうまい!)。更に同じく妻の買って来た島唐辛子と、夕方買いこんだ古酒(クース)の泡盛で2ボトル分の超々二乗辛口の真っ赤なやぶちゃんオリジナルのコーレグースを生成、居間のプレーヤーの上にて熟成させる。二週間後が楽しみだわい! いや、文句なしに至福である――