POWER 尾形亀之助
日向葵草
お前の黄色の花びらは散つた
それからは
お前は首をうなだれた
さびしいのか
お前が持つてゐるよ
黒くなりかけたお前の種に
いまにわかる
花びらばかりでなく
お前も……
…………
*
(FUMIE〈踏絵〉第二輯 大正8(1919)年3月発行)
[やぶちゃん注:『FUMIE〈踏絵〉』は同年二月に在学していた私立東北学院中学の学友らと創刊した短歌雑誌である。時に尾形亀之助十八歳、これは現存する彼の最初期の作品である。「日向葵」はママ。]
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日向葵草
お前の黄色の花びらは散つた
それからは
お前は首をうなだれた
さびしいのか
お前が持つてゐるよ
黒くなりかけたお前の種に
いまにわかる
花びらばかりでなく
お前も……
…………
*
(FUMIE〈踏絵〉第二輯 大正8(1919)年3月発行)
[やぶちゃん注:『FUMIE〈踏絵〉』は同年二月に在学していた私立東北学院中学の学友らと創刊した短歌雑誌である。時に尾形亀之助十八歳、これは現存する彼の最初期の作品である。「日向葵」はママ。]