残る二章が手強い
「北京日記抄」の残りは2章、これを以って芥川龍之介の『支那游記』全巻を完了出来るのであるが、実は、残りの2章分がなかなか手強(ごわ)いのである。
「四 胡蝶夢」は戯聴の段、まず以って注が京劇役者の名鑑になる。現在、注項目として抽出した数58項目。朝の6時から始めて未だ20項目しか完成していない。
「五 名勝」は芥川の中国旅行尻(ケツ)捲くりの名所捲くりで、注項目として抽出しただけで57項目に及んでいる。
今日まで順調に公開してきたが、この最後の二歩前進が牛歩となりそうな予感である。
(更に、実はこの一週間程、この4年間感じたことのなかった違和感を右腕首から先に感じている。どうも具合が悪いのである。)
どうか、気長にお待ちあれ。