尾形亀之助の『色ガラスの街』のお洒落な「病気」は間違いなんか、していない!
病氣
ヤサシイ娘ニイダカレテヰル トコロカラ私ノ病氣ガ始マリマシタ
私ハ バイキンノカタマリニナツテ
娘ノ頰ノトコロニ飛ビツキマシタ
娘ハ私ヲ ホクロトマチガヘテ
丁度ヨイトコロニヰル私ヲ中心ニシテ化粧ヲシマス
[やぶちゃん注:どうなってるの? 全集は最終行を
丁度ヨイトコロニイル私ヲ中心ニシテ化粧ヲシマス
とし、現代詩文庫ではご丁寧に「イル」の「イ」の横に「ママ」表記だぜ? 考えられること(それはとっても考えられないことだが)は、私の持っているこの本、名著刊行会が復刻したこの本の復刻時に名著刊行会の奇特な人が「訂正」しちゃったのかなあ? そんなことって、ある? ないよなあ? ただ角川文庫が復刊した際、版が擦り切れているため、印刷出来ない部分を新活字で埋めた際、歴史的仮名遣いを誤ったり、新字を入れたりするとんでもない誤りは沢山見てきたから、絶対ないとは言えないな。それにしても、復刻に用いた原本の、偶然、これらの誤り部分(同じ現象が先に掲げた「序の一」にもある)が字が、「都合よく」(?)判読できない程に致命的に欠落・印字不全であったというのもさ、確率上、有り得ないんじゃあ、ないのかなあ?]
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