農園主の証言
「私は小作人の言葉に息を呑んで、牧場に駆けつけました……ところが……みんな、確かに、いなくなっておりました……一匹残らず……私は呆然としました……実は……今日から、私の仕事が始まり、早朝と深夜の、餌と水遣りしか出来ない……せめて、これからどうすればこのものたちを、飢えさせずにいられるかと……それしか考えていなかったのです……一日に消える牧草を測ろうと……ところが、何も……何も……もう、いなくなって……おりました(激しい啜り泣き)……私は、しかし……一から出直しの思いで、また、牛や羊を買ったので御座います……」

