奥村公延氏追悼
僕にとっての奥村氏の最初の記憶は、小学校3年の昭和41(1966)年3月6日(日)であると、はっきりと言い切れる――
その日放映された「ウルトラQ」第10話「地底超特急西へ」で氏は、いなずま号の小山運転士を演じられた――
ゴリラみたようなM1号に腰を抜かすシーン、M1号が占拠した(イタチがいることも知らず)先頭運転車両を切り離す際の神頼みと、切り離しに成功した時の笑顔(本来の奥村氏の誠実さを象徴するような笑みである)が、今も鮮やかに蘇る――
バイプレーヤーとして、いつも記憶残る演技を、奥村さん、ありがとう!