不器用な君は
僕と永遠に一緒にいるのだ……でなくて、どうして不器用な僕が生きていられよう?!
僕は総てのかつての「僕の君」に、そう、言おう(妻は除外する。数日後に妻は身体上人生上の選択を迫られているからである。僕は妻を総ての集合体から除外して、特異的に愛さねばならぬ)。
そんなことが出来るのか?……
……いや、それが出来なければ、僕らはただ――「影」そのものではないか?!――
[やぶちゃん注:僕はいつも思うのだ! 雨垂れが先か、耳垂れが先か、って! でもさ、その人に確かな思いを告げるためには僕は、「!」が最後以外には考えられないんだ! これが不器用な僕の「節」なのさ!]