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2010/06/14

明日「心」――「こゝろ 中 両親と私」該当パート――終了 又は 「K」は“KUWAIBUTU”の「K」

――明日で連載「心」は単行本「こゝろ」の「中 両親と私」該当パートを無事終了する予定である。自動更新システムを用いているけれど、僕の「やぶちゃんの摑み」部分は、現在進行形で読み進めながら、試行錯誤、常に新しい思いや発明が湧き上がってくるので、毎日、夜になると一回書いて保存してある分にも手を加えているんだ。決して一ヶ月前の書き古した損料着なんどではない。今日も今、明日の第(五十四)回の摑みを全面的に改稿した。――(仕事しろ? 仕事は厭になる程してるよ。昨日、文化祭が終わったのだ。8日間休みなしだった。今日は勤務は3:00迄であったのだ)――

――Kは“KUWAIBUTU”(怪物)のK――昨日から僕の脳髄に黒い染みとなった妄想――“Frankenstein: or The Modern Prometheus 「フランケンシュタイン、或いは現代のプロメテウス」はフランケンシュタイン』(Frankenstein)は、イギリス女性小説家Mary Wollstonecraft Godwin Shelleyメアリー・ウルストンクラフト・ゴドウィン・シェリー(179718511797年は寛政9年に、1851年は嘉永4年相当)が1818年(本邦では文化15・文政元年に相当)年に匿名で出版したもので、現在我々が知っているストーリーは1831年の改訂版によるものである(但し、実際には原作ではフランケンシュタインは博士ではなく一学生で、正当な科学者でさえない)。以下、ウィキフランケンシュタインの梗概を引用しようじゃないか(下線やぶちゃん)。

   《引用開始》


 スイスの名家出身の青年、ヴィクター・フランケンシュタインは科学者を志し故郷を離れてドイツで自然科学を学んでいた。だが、ある時を境にフランケンシュタインは、生命の謎を解き明かし自在に操ろうという野心にとりつかれる。そして、狂気すらはらんだ研究の末、『理想の人間』の設計図を完成させ、それが神に背く行為であると自覚しながらも計画を実行に移す。自ら墓を暴き人間の死体を手に入れ、それをつなぎ合わせることで
11月のわびしい夜に怪物の創造に成功した

 しかし、誕生した怪物は、優れた体力人間の心、そして、知性を持ち合わせていたが筆舌に尽くしがたいほど容貌が醜かった。そのあまりのおぞましさにフランケンシュタインは絶望し、怪物を残したまま故郷のスイスへと逃亡する。しかし、怪物は強靭な肉体を与えられたがために獣のように生き延び、野山を越えて遠く離れたフランケンシュタインの元へ辿り着いた。自分の醜さゆえ人間達からは忌み嫌われ迫害され、孤独のなか自己の存在に悩む怪物は、フランケンシュタインに対して自分の伴侶となり得る異性の怪物を一人造るように要求する。怪物はこの願いを叶えてくれれば二度と人前に現れないと約束するが、更なる怪物の増加を恐れたフランケンシュタインはこれを拒否してしまう(フランケンシュタイン・コンプレックス)。創造主たる人間に絶望した怪物は、復讐のためフランケンシュタインの友人・妻を次々と殺害。憎悪にかられるフランケンシュタインは怪物を追跡するが、北極に向かう船上で息を引き取る。そして、創造主から名も与えられなかった怪物は、怒りや嘆きとともに氷の海に消えた


   《引用終了》


以下、これを強引に「心」に書き換えてみようじゃないか。

 新潟の名家出身の青年であった先生は学者を志し故郷を離れて東京で人間の「心」を解明する心理学を学んでいた。だが、ある時叔父に欺かれ、更には故郷の人間達からは忌み嫌われ迫害されたのを境に先生は、激しい人間の「心」への不信に陥ることとなった。一方、怪物Kは自分の頑なさゆえに養家を欺き、故郷の人間達からは忌み嫌われ迫害されて、遂には実家からも勘当同然となったが、強靭な肉体を与えられたがために獣のように生き延び、やはり故郷新潟の野山を越えて遠く離れた東京の先生の下宿へ辿り着いた。生命の謎を解き明かし自在に操ろうという野心にとりつかれていた先生は、知性ばかりが先行する、どこか人間の心を欠いている(ように見えると先生が判断した)怪物Kを『理想の人間』にすべく、その設計図を完成させ、怪物Kの心を操作する計画を実行に移す。自ら『理想の人間』の心と思い込んだパーツをつなぎ合わせることで先生は遂に怪物の創造に成功したしかし、誕生した怪物は、優れた体力と人間の心、そして、知性を持ち合わせているように先生には思われてきて、あろうことかその怪物Kに対して激しい憎悪にかられるに至る。そして遂に怪物Kは先生の危惧の通り、自分の伴侶となり得る異性の怪物を一人欲しいと要求するに至る。しかし、それは何と先生の愛する靜であった。だが怪物Kは自身の理想と現実の二項対立の中で激しく煩悶、孤独のなか自己の存在に悩む怪物Kは、創造主である先生にその助言を求める。しかし創造主でありながら、その被造物に我が身が滅ぼされるかもしれないと畏れる先生のFrankenstein Complex(フランケンシュタイン・コンプレックス)が「精神的に向上心のない者は、馬鹿だ」という創造主としての第一命題を突きつけて拒否してしまう。創造主たる人間に絶望した怪物K、創造主から名も与えられなかった怪物は、怒りや嘆きとともに自死する。しかし怪物Kは霊となって復讐のため先生の友人・妻にさえ暗い影を落とし続けるのであった。先生は自身の心に纏い付く怪物Kの影を追跡するが、明治という時代の船が沈み行くに際会して、その怪物Kの生成と消滅、更にはそうした時代精神の中にあった自己の存在に思い至り、その明治と言う船の沈み行く船上で自ら命を絶って息を引き取るという生き方を選び取るのであった。


……う~む、我乍ら、こりゃ遣り過ぎだわい――(今7:30。飯はどうしたって? 今日は妻が飲み会でね。こういうのをやりだすと僕は飯なんか食わんでも全然平気なんだわ)――

――明日の午前中には『「心」(「中 兩親と私」パート初出) 附やぶちゃんの摑み』も完全公開する予定である。――(明日は仕事はどうしたんだってか? 明日明後日は文化祭の代休でえ! 明日の午後には妻(さい)と熱海の温泉三昧じゃ! ところがじゃ、明後日には熱海から12:30の部活練習のために学校へ行かねばならんという、これまた、終わりがトンデモ・サイテーの温泉じゃ! 文句あっか?! バーカ!)

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