先生はフランケンシュタイン博士でありKはフランケンシュタインの「怪物」である
今日は記念すべき日です。何故ならもう御覧になつた通り、日本人に初めて、あの先生の遺書が開示された日だからです……
……ところが……そんな日に私は――
『先生はフランケンシュタイン博士でありKはフランケンシュタインの「怪物」である。』
という命題を大眞目に考へ始めてゐるのです。……私は眞劍です……いや、しかし私には是を落着いて考へるだけの世間的時間はないやうにも思はれる……
――君、好ければ、お採りなさい――
« 仮想敵国の対日本への第一撃 | トップページ | 明日「心」――「こゝろ 中 両親と私」該当パート――終了 又は 「K」は“KUWAIBUTU”の「K」 »