親友S君が母の見舞いに訪れた
10年以上逢っていなかった親友のS君が、今、僕の家に母の見舞いに訪れて呉れた。僕のブログを読んで取り急ぎ自転車で駆けつけて呉れたのだった――ほんの数日前、母が病院に向かうタクシーの中で「S君はどうしてるの? (S君の)お母様はお元気かしら?」と言ったのを思い出した――ほんの一時、話しただけだったが、昔、そうしたのと同じように手を挙げて坂道を見送った。――別れてから、あれも話せばよかった、これも訊きたかったと思ったが――何か、そうだね、内心、忸怩たるものが、今の僕にも、昔と同じようにあるのだね――母が帰ってきたら、必ずまた訪れて呉れ給え――その時は、僕も禁酒を返上して、また昔のように痛飲しようよ――本当に、ありがとう!
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