やぶちゃんの花押――耳嚢 巻之三 大坂殿守廻祿番頭格言の事 収載記念
「耳嚢 巻之三」に「大坂殿守廻祿番頭格言の事」を収載した記念に、僕の花押を即席で創ってみた。
僕の名前は「直史」で「ただし」と読むのであるが、この字は実は書判(花押)向きの字である事に気がついた。「直」はしばしば左側の8画目の縦線が省略されることがあり、「史」と共にほぼ左右対称であるからである。
取り敢えず草書辞典を調べて、複数の草書(崩し字)を見て最も気に入ったもの――縦方向に圧縮して図案化した際に格好いいと想像される字――を抜き出し(これを怠るとどんな達人でも読めない芸能人のサインや子供の落書きとしか思われないものになってしまうから要注意!)、何回か筆で書いてみて、バランスや圧縮度、重ね方等を考えて――さあ! あなたもやって見ては? 花押なんて――と僕も思ってたんだけど――知ってた? 内閣閣僚は全員が今も花押を持ってるんだってさ!
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