フォト

カテゴリー

The Picture of Dorian Gray

  • Sans Souci
    畢竟惨めなる自身の肖像

Alice's Adventures in Wonderland

  • ふぅむ♡
    僕の三女アリスのアルバム

忘れ得ぬ人々:写真版

  • 縄文の母子像 後影
    ブログ・カテゴリの「忘れ得ぬ人々」の写真版

Exlibris Puer Eternus

  • 僕の愛する「にゃん」
    僕が立ち止まって振り向いた君のArt

SCULPTING IN TIME

  • 熊野波速玉大社牛王符
    写真帖とコレクションから

Pierre Bonnard Histoires Naturelles

  • 樹々の一家   Une famille d'arbres
    Jules Renard “Histoires Naturelles”の Pierre Bonnard に拠る全挿絵 岸田国士訳本文は以下 http://yab.o.oo7.jp/haku.html

僕の視線の中のCaspar David Friedrich

  • 海辺の月の出(部分)
    1996年ドイツにて撮影

シリエトク日記写真版

  • 地の涯の岬
    2010年8月1日~5日の知床旅情(2010年8月8日~16日のブログ「シリエトク日記」他全18篇を参照されたい)

氷國絶佳瀧篇

  • Gullfoss
    2008年8月9日~18日のアイスランド瀧紀行(2008年8月19日~21日のブログ「氷國絶佳」全11篇を参照されたい)

Air de Tasmania

  • タスマニアの幸せなコバヤシチヨジ
    2007年12月23~30日 タスマニアにて (2008年1月1日及び2日のブログ「タスマニア紀行」全8篇を参照されたい)

僕の見た三丁目の夕日

  • blog-2007-7-29
    遠き日の僕の絵日記から

サイト増設コンテンツ及びブログ掲載の特異点テクスト等一覧(2008年1月以降)

無料ブログはココログ

« 芥川龍之介 VITA SODMITICUS(やぶちゃん仮題) / 同やぶちゃん注 | トップページ | 母を確かに背負って行こう »

2010/11/01

メドベージェフ国後訪問に思う

そんなこと……僕はとっくに書いたのだ!

言ってやろうじゃないか! そもそも現在、ロシア領である(というより旧ソヴィエト領と書くのが皮肉に正しい)国後に大統領が行くことを抗議したり、「おかしい」とする論理が論理的に(それに「如何にも心情に於いて遺恨に満ちたこと乍ら」と添えてやれば右翼は満足か?)まず、「おかしい」ではないか?――我々が闘うべきは――そこではないからだ――それなら、何故「竹島」に「釣魚島」に自衛隊なり海上保安庁なり、いや、そもそも総理大臣が行かないのだね? 何故、かの英霊の激戦地である「聖地」硫黄島に我々は行けないのだね?

国後の旧島民の方の遺恨は痛いほど分かる――僕が旧島民ならその死の最後まで「返せ!」と叫ぶことは間違いない――何故なら、それが故郷喪失者の真正のアイデンティティの表現の権利と義務に他ならないからである――

――が――

――では返還されたら――そこで日本は、今、ロシア政府が行っているような(「経済成長を遂げて掌を返したように」というニュースの形容を附してもよい)手厚い福祉行政が行えるのだろうか?

――いやいや――訂正しよう。「手厚い」なんて程遠いゼ! 報道で見せてもらったがな、あんな、その辺の怪しげなクリニックの人間ドックみたような、ちゃちな眼底検査装置――あんなものしか報道に撮らせないようじゃ、ろくな医療システムじゃねえ! あそこにいるロシア人も――悪いけんど、長生きは出来ねえぜ!――緊急救命になったら、またぞろ、いつかの全身火傷の少年搬送の美談のように、日本に輸送されるに決まってるんだな、これが。――

――だが、な――

日本も――それを――せせら笑えぬのではないか?

羅臼の現実を見よ! と僕は言いたいのだ!

「この」! 僕のジレンマと怒りは既に書いたのだ!!

https://onibi.cocolog-nifty.com/alain_leroy_/2010/08/post-a181.html
https://onibi.cocolog-nifty.com/alain_leroy_/2010/08/post-9783.html
https://onibi.cocolog-nifty.com/alain_leroy_/2010/08/post-e9ac.html

(お読みでない方は、是非、お読み頂きたい。)

これが僕のジレンマだ!

それがおかしいというなら――それを必ず総て解消出来るというなら――君はユーラシア民主主義共和主義旧社会主義連邦政府の真正の嘘つきの血塗られた糞のような独裁者に他ならない――

――そうだ! これが「国家」(笑)! という「国民を考えない化け物」の現実である――

……そして、僕らは虫けらのように……真綿で首を絞められながら……「地球に優しい」「無垢の」(無垢な存在とはこの世にはないと僕は思うのだが)地球人の一人として……惨めに「犬死」(この括弧は「犬死」でさえないことの皮肉の括弧である)にしてゆくのである……

愚かな僕は、今夜もそんな「くだらないこと」を考えながら鬱鬱として眠れないのである……

« 芥川龍之介 VITA SODMITICUS(やぶちゃん仮題) / 同やぶちゃん注 | トップページ | 母を確かに背負って行こう »