ナガランドのミャンサリよ――遠い恋文
――「辛いけど 幸せ」――
誰がこんな言葉を言い得るであろう
二年も前に出逢ったナガランドのミャンサリよ
――「僕は君を愛している 心から 誰よりも」――
だが もう僕は老いていて君のところまで行けそうもないよ
行けても あの斜面の畑仕事はとても無理そうだ――
――だから――
来世で 僕は必ず ミャンサリ 君を僕の妻としよう
「三世の契」を 僕は誓おう
それまで 待っていて おくれ――
僕は 嘘を つかない――
*
ミャンサリよ
僕はこの言葉を
今日 夢で 君に 確かに 送る――
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