三脚の椅子
僕は三脚の椅子
座るあなたの支えなしには
あなたを支えられない
僕はあなたに愛撫されようなんて
もうこの古びた体では思わないが
せめて あなたの重みを
僕のこの身に感じながら
僕は その部屋に
あなたと「在る」 と
感じていたいのだ
*
今日、僕は――「僕」という存在の――辛き復活のスタート・ラインに――やっと立てた気がする――まだまだ先は遠い――けれど――僕は確かに――沢山の僕の教え子たちによって救われたのだ――僕は心から、あなた――あなた――あなた――総てのあなたに――心からの僕という老いさらばえた惨めな生き物の――しかし、確かな愛を――贈りたい……

