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『アントワーヌ・ヴァトーの絵を見つつ、僕は悟った――そうなんだ! それが、総てであり、そうしてまた、それは無だった、ということを――』
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ここでドリュが言っている絵が、確かにヴァトーの「シテール島への船出」であることが、今日、不思議に僕の腑に落ちたのであった――