未公開片山廣子芥川龍之介宛書簡(計六通七種)のやぶちゃん推定不完全復元版 縦書版/「芥川龍之介関連昭和二(一九二七)年八月七日付片山廣子書簡(山川柳子宛) 縦書版
「未公開片山廣子芥川龍之介宛書簡(計六通七種)のやぶちゃん推定不完全復元版」の縦書版及び「芥川龍之介関連昭和二(一九二七)年八月七日付片山廣子書簡(山川柳子宛)」の縦書版を「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開した。夕刻から寸暇を惜しんで作成した。
――俳句ばかりではないわ。手紙も横書はあり得ないという当たり前田のクラッカーという事実に思い至ったのだ――
――こんな古いギャクを出すのも、大好きな小さな頃に一緒に暮らしたちっちゃい兄ちゃん(僕の従兄)と今日、母を見舞ったせいでもあろう。
――母は転院の無理が来て、酸素吸入をしていた――今日も母にキスして別れた――そうして――そうして僕は――もう母しか愛さないと心に決めた――
――それが僕の母への遅れてきた愛なのだ――