藤沢鎌倉トンカチ山遺跡出土品第2011―3―19号出土品 縄文分銅型石斧 復元:藪野豊昭
さすが! 父さん! あの僕がぶら下げている石斧がちゃんと今も残ってた! 40数年前、藤沢から鎌倉にかけての丘陵地で父が休耕田から発掘した実物に父が柄をつけて復元したものだ。父はもう、どこで採掘したか覚えていないという。いいや、それでいいんだ! これは僕の縄文の父さんの、僕ら縄文の平和な一家四人を守る石斧なんだ! 後の僕の妻も入れて四人さ。妻は今夜、この石斧を見た瞬間、「あら! トンカチ山!」と訳の分からないことを言ったのだ。それは縄文のシャーマンの謂いに僕には聴こえたのだ! だから迷わずそれを出土地としよう! この石斧部分、言っとくが、素人の僕が見ても、正真正銘、これは父さんの作った模造品なんかじゃない! モノホンの縄文期の分銅型石斧なんだぜ!
« 縄文の母子像 280000アクセス記念――母の形見に―― | トップページ | 福島第一原発1号機は本当に問題はないのか? »