福島第一原発1号機は本当に問題はないのか?
2号機の除水ばかりが報道され、二日前の驚愕の1号機100シーベルト超過の公式プラント・データはその後の保安院の報告では「計器不良」としたまま、数値は今以って示されていない。1号機の器内温度は一向に下がらないではないか。しかし放水冷却しているという報道もない(すれば高濃度汚染水が2号機同様に多量に出るからであろう)。格納容器の底は丸い。溶融した燃料棒や制御棒の残骸が底に溜まって、レンズ効果によってその塊の中心部が高熱を発し、局所的再臨界に達したのではないのだと保障し、再臨界に達しての100シーベルトではなかった、計器の誤りだった、再測定の結果はこれこれの低位だから安全だと何故、速やかに補正しないのか? そもそも1号機への窒素充填自体が水素爆発を防ぐための最後の切り札である以上、そうあってしかるべきであることは言を俟たない。部外者の識者のステロタイプな見解なんぞを僕らは聴きたいのではない。事実の数値を示すことのみが求められていると言ってよい。何故、それをしない? それどころか昨日になって何故、今更に何故、津波による打撃映像を公開した? これまで起こったこと――いや、これから起こることは津波による天災だった、とでも言い訳したいではなかろうか、と僕が勘ぐったとして、君は笑うかね? ――僕はますます『お前』を信じないのだ――
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