「新編鎌倉志」――そうだった 地味に行こう もともと今年のアンガジュマンじゃないか……
「新編鎌倉志」の貞享二(1674)年刊の影印本を母の亡くなった直前に手に入れていたのを忘れていた。そもそも僕は「新編鎌倉志」の電子テクスト化を僕の今年のアンガジュマンと謳っていたことさえ忘れていた。そうだった……地味に行こうじゃないか……まずは、「巻之一」から原典影印による校訂と読みの追加の準備から始めよう……ゆっくらとな……
PM3:37追記
これ……やってみると実は漢文脈が多いことから(影印には訓点がびっちり施されているが、僕のテクスト底本は白文!)、これはとっても一筋繩では行かない、相当に困難なことが分かった。……影印の20数行分を校訂補正するのに実に2時間もかかってしまった!……まあいいさ、ナアに……一年かけてでも、ゆっくらやるさ……「以降」を「ヨリコノカタ」と読んでいるとは思わなかった。遣り甲斐は、ある――
PM5:18追記
この校訂で、本文に関しては、全くの素人の方でも十分に読みこなせるようになる気がする。また、影印の編者である白石克氏も述べておられる通り、この時代に鎌倉の名所旧跡や旧地名がどう呼ばれていたかが、かなり詳しく分かるようになるはずである。必ずしも僕という好事家の無駄な仕儀に堕すものではあるまい――