芥川龍之介よ 君のスマトラの花を見つけたよ
間違いなく見つけたと思うのだが――心神共にそれについて書く気力がないのだ――ああ! 如何にも残念だ!――これが僕の置かれている愚劣極まりない現実なのだ――この愚劣さは誰にも分からない。誰にも分からない――「社会的に生きる」ということ、そこから「金を稼ぐ」ことがどこかで絶対的な「義務」であるような世界、その「社会的存在が生のステイタスであるような馬鹿げた現象」は僕には何の価値もないのだ――それでいて尚且つ、「誰か」に「価値」あるが如くに欺瞞的に生きるのは奈落的な苦痛である――そうして、そのような状況に甘んじている僕には――僕は――はっきりと言う――ノン――と