義母 血中BNP値 5000pg/dl
BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)値は心室から分泌される心臓機能亢進ホルモンの血中値で、比較的新しい唯一の血液検査による心不全検査である。この値が高まると心不全の危険度が高まる。
名古屋のアルツハイマーの義母は心臓も悪い。今、現在の義母のBNP値は――5000pg/dl――である。
pg/dlは1デシリットル中に含まれるBNPのピコグラム(1兆分の1グラム)で示したものである。
正常域は18.4pg/dl以下である。こちらのページを見られよ。500pg/dl以上は重症心不全であり、入院も含めて厳重な治療が必要、とあるではないか。
これは僕の桁の間違いではないのだ。
にも拘らず、義母は在宅で毒にも薬にもならぬリンゲル点滴を慰みに受けているだけだ。それも一ヶ月の在宅点滴は3回までという取り決めで昨日で終わりだ。
これはどういうことだ?
神は僕の残されたもう一人の母さんまで、理不尽に奪おうというのか――
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今日は僕の健康診断だが、何が「健康」を「診断」だ。いい加減、アホくさいわ――わざわざ「診断」なんぞしなくたって分かり切っているんだ、右腕も糖尿も肝臓も――僕の心身五臓六腑、これ既に十二分に「不健康」なことは。
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【夜追記】今夕、義母は妻の医師へのゴリ押しで(アルツハイマーの患者はどこも嫌がる)入院することが出来た。