大谷亘先生悼
大谷亘先生――先生は私が教師になって最初に尊敬し、かくありたいと羨んだ、初めての数少ない「先生」らしい「先生」でした――先生の死は、正に「師の死」の象徴ではありませんか――師なき教育も教師も――最早、「死」そのものなのです――先生の、豪快な笑いと終始愛妻家であったあなたに
“Here's looking at you, kid!”
――君の瞳に乾杯!
御冥福をお祈り致します。
*
かつての柏陽の教え子諸君へ。
たった今、大谷先生の訃報に接した。
どうか、心よりの哀悼を捧げられたい――
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