鈴木しづ子 三十二歳 昭和二十七(一九五二)年四月十五日附句稿二百十七句より(3) 夫に仕ふ一人女人や夕牡丹
夫に仕ふ一人女人や夕牡丹
これも私は実は、出版記念会の感懐句群の一句と思っている。しかし……しかし――何故か、この句はしづ子が余りに可哀相な気がするのだ――だから私はこれをここに別掲しておきたいのだ。
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