鈴木しづ子 三十三歳 昭和二十七(一九五二)年六月十五日附句稿五百四十六句より(15) 掉尾三句
指あはれ汗とインクといづれが濃き
とどまればあふるるほどの暑さかな
百姓の夕べ歸るや雲と水
この三句、名吟であると私は思う――語りつくした後の巧まぬ感懐吟である――
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指あはれ汗とインクといづれが濃き
とどまればあふるるほどの暑さかな
百姓の夕べ歸るや雲と水
この三句、名吟であると私は思う――語りつくした後の巧まぬ感懐吟である――
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