鈴木しづ子 三十三歳 昭和二十七(一九五二)年七月二日附句稿百五十八句より(3) 六句
夫ならぬ夫と哀しむ林檎剝く
林檎酸くむかしおのれの還るなし
林檎酸く假定の中にをくおのれ
狂ほしく一黑人の愛の手の
林檎剝くや人を愛せしことも過去
林檎剝けばむかしのおのれ稚な妻
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夫ならぬ夫と哀しむ林檎剝く
林檎酸くむかしおのれの還るなし
林檎酸く假定の中にをくおのれ
狂ほしく一黑人の愛の手の
林檎剝くや人を愛せしことも過去
林檎剝けばむかしのおのれ稚な妻
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