芥川龍之介 ひよつとこ ■初出稿+□決定稿附やぶちゃん注 リニューアル 同縦書版
先日、久しぶりに芥川龍之介の「ひよつとこ」を再読したが、芥川龍之介の最初期の重要な作品ではあるものの、今の若い読者には幾つかの語が注なしには読めないと感じた。僕の既に作ったテクスト「ひよつとこ (■初出稿+□決定稿)」は初出稿を合わせたオリジナルなものではあるが、今回それを再校訂し、更にオリジナルな注を附して「ひよつとこ (■初出稿+□決定稿附やぶちゃん注)」としてリニューアルし、読み易い同縦書版も公開した。
これは芥川龍之介の――「晩年」であり――「仮面の告白」である――当時東京帝国大学英吉利文学科二年生で23歳の筆――やっぱり芥川龍之介は凄い!――どうです? この機会に再読されてみては?
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