鈴木しづ子 三十三歳 昭和二十七(一九五二)年六月二十三日附句稿百七十一句より(3) 三句
指ふれのさくらはなびらとどましむ
底本中七「さくらはふびら」。訂した。
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指に選る書はさむべき銀杏木葉
下五は「ぎんなんば」と読んでいるか。
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八車の花の吹かれや母とほし
「八車」は花期から考えてバラ目ユキノシタ科ヤグルマソウ Rodgersia podophylla であろう。句柄にもに円錐状のあの白い花がよく似合う。但し、通常は「矢車」と書く。
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