鈴木しづ子 三十三歳 昭和二十七(一九五二)年六月十五日附句稿五百四十六句より(11) 二句
書きつつにおのれ涕く夜の燈蛾かな
燈蛾捉へたり手に持つものと壁のひま
二十七句に及ぶ、手紙をしたためる夜の句群から。ケリーの母レベッカへの返信と思われる。
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