ぼくらの町は川っぷち 西六郷少年少女合唱団
……この曲はね……彼らの歌声でなければ聴く価値がないんだ……そこにあるのは……昭和30年代に生まれた僕らの――高度経済成長と科学技術成長の彼方にバラ色の未来を見ていられた(確かに見ていた――その少年の自分を僕は否定しない)――素朴な耀ける未来の希望の歌だったのだ……
年老いた、そして3・11を経、最愛の母を失った僕には……今……これが人類の滅亡のエンディングにかかるべき哀しい曲に思えてならない……
しかも――それでも僕は――この曲を――永遠に愛する――