父からの推薦書 辻井喬×宮崎学 世界を語る言葉を求めて
父からの推薦書、辻井喬×宮崎学の対談「世界を語る言葉を求めて」(毎日新聞社2011年10月刊)を昨日から読み始め、今日、読み終わる。読み終わるのが惜しくて、何度もわざと繰り返し精読した。こんなに隅々に至るまで共感した時事本は――多分、生涯でも最初で最後だろう――
僕は――「がんばろう、ニッポン」――「一緒になれば強くなる」――といったこの一年間の――「欲しがりません、勝つまでは」――「一億玉砕、神州不滅」を連想させる権力やメディアのスローガンに――反吐を吐く思いでいた――そんな僕にはこの本は「凄い」ぞ!
キツメ目の御仁とセゾングループ代表の二足草鞋の詩人としてしか認識していなかったこの二人の真摯な言葉に――正しく「目から鱗」――超お薦めである――
父さん、ありがとう!