アバター 又は パンドラ星版「ダンス・ウィズ・ウルブズ」
何となく気になっていた――遅まきながら――邪道にも――DVDで「アバター」を今日観たぞ!
つい一昨日、教え子の男子に――映画は映画館でと豪語していたのに……許して呉れ給え……
これはまず――民俗学的にも博物学的にも極めて興味をそそる素晴らしい傑作である――と思った……
ところが……見ながら、特にナヴィの出現以降……
「これは何処かで見たことがあるぞ?!」
と感じさせた。……
アメリカ・インディアンの隠喩はその習俗から容易に連想される――ところが――何が僕にデジャ・ヴ(既視感)を感じさせているのか……残念ながら、愚かにも……見終わっても分からなかった……
ネットで漫然と検索を掛けた……「アバター インディアン」で……
――と――
来たね!!!
これだわ!!!!!!
樺沢紫苑氏の『「アバター」を深読みする 先住民描写についての考察 (ネタバレ注意)』だっ!!!!!!
そうだ!!!!!!
これはSF版“Dances with Wolves”なんだ!!!!!!
樺沢氏の言辞に屋上屋を架す必要はない。リンク先をお読みあれ!
僕は――ともかくも――3Dで映画館でこれを観ることを――向後の自身の『義務』とするものである――
僕はかつてSFで涙を流したのは――タルコフスキイの「惑星ソラリス」を除いて――ない――と思っていた――が――今日――僕は――三度、涙腺が緩んだことを――正直に告解しておく……ネイティリの胸の乳輪を……見ようとする猥雑な「僕」がいたことも……更に付け加えておかねば、なるまい……