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2012/06/05

リベンジの宿/僕のお薦めの宿

2005年7月21日、右腕を折った。22日に妻と温泉を予約していた。23日に手術をした。なかなかとれない温泉宿であったから、僕は僕の代わりに亡き母を妻とともに送り出した。後に妻は、今までで一番いい宿だったと言った――

それから6年――遂に因縁のその宿に昨日一泊した。
妻の評価は――事実であった。湯処・客室(露天風呂附)・食事・接客総てを綜合的に評価して僕は、最後の100点を満点として何点かというアンケートに――

120点

と記した。僕の旅館の評価ははっきり言ってかなり厳しい。浴場の清潔さや設備類の不具合、仲居の態度や料理の塩梅に至るまで、仔細に検証する。その僕にして、満点を越えて評価出来る宿であった(それでも大浴場の排水の不具合と湯船のバブル機能の停止の文句は記した。帰りがけに、それを早速に読んだ若女将が挨拶に来たのも打てば響く対応で素晴らしい)。

「箱根吟遊」

一度は訪ねてみる価値のある宿である。

因みに、私の今までのベスト3は、

1 箱根吟遊(箱根宮ノ下)

2 美山荘 (京都の奥山花背(はなせ)の里・料理旅館で温泉ではないが、その摘草料理と建物と自然が他の追従を許さない)僕の「SCULPTING IN TIME」に母屋内の写真がある

3 石葉(湯河原・料理のレベルも高いが、高台にある露天風呂は絶品)

比較的予約をとり易く、料金も手頃なところでは、複数回リピートしている修善寺「嵯峨沢館」、河津大滝(おおだる)温泉の「雲龍」や、同じ大滝のアット・ホームで囲炉裏の箱膳が懐かしい「河鹿庵」を挙げたい。

何れも、決して失望させない宿である。保証する。

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