嚔四句 畑耕一
嚔うつて冬木のなかへ日を落す
[やぶちゃん注:「嚔」は「くさめ」と読ませていよう。以下、同じ。くしゃみのこと。]
冬木一本應ふるものに嚔うつ
銀座の燈眼にもどりたる嚔かな
つつがなき嚔と知りぬまた嚔
« 芥川龍之介 「我鬼窟日錄」より | トップページ | 耳嚢 巻之四 痔疾呪の事 »
嚔うつて冬木のなかへ日を落す
[やぶちゃん注:「嚔」は「くさめ」と読ませていよう。以下、同じ。くしゃみのこと。]
冬木一本應ふるものに嚔うつ
銀座の燈眼にもどりたる嚔かな
つつがなき嚔と知りぬまた嚔