木兎二句 畑耕一
木兎呼ばふ夜をかたちなくわも歩む
わたませし夜より木兎に鳴かれたる
[やぶちゃん注:「わたませし」は「徙(わたまし)せし」で、転居・引越をしたその日、という謂いである。明治期には普通の転居の謂いで用いられたらしいが、「徙」は本来、貴人の転居や神輿(しんよ)の渡御を謂う尊敬語なので私にはやや違和感がある。]
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木兎呼ばふ夜をかたちなくわも歩む
わたませし夜より木兎に鳴かれたる
[やぶちゃん注:「わたませし」は「徙(わたまし)せし」で、転居・引越をしたその日、という謂いである。明治期には普通の転居の謂いで用いられたらしいが、「徙」は本来、貴人の転居や神輿(しんよ)の渡御を謂う尊敬語なので私にはやや違和感がある。]