あたらしき鳥籠を買ふ
あたらしき鳥籠を買ふ
戛止と飛ぶ文鳥夫婦夜半の秋
[やぶちゃん注:「戛止と」は「かつし(かっし)と」と読ませているものと思われる。本来的には固い物がぶつかって立てる激しい音を表現するが、ここでは文鳥が新しい鳥籠の中で時に激しく羽ばたいて鳥籠の内側に当たる音を表現する。しかし、大きな音だからといって金属製ではなく、竹か木製のものをイメージした方が(事実はどうであったかは私には問題ではない)、中七下五の雰囲気が纏まる。その方が恰も江戸の情緒を添えて遙かによいと思うのである。]

