小百合さん、……
昨日、友人らに逢いに行く途中、電車の窓からJR東日本の「大人の休日倶楽部」のポスターを見た――
「大人になったら、したいこと。」
と、小百合さんが呟いている――
「小百合さん、大人になったら、したいこと――それをしたら――僕はすっかり淋しくなってしまいました……」
と、心の中で呟いていた――
注:僕は実は吉永小百合を俳優としてはあまり評価していない。演技が上手いとも思わないし、よく朗読をされるが、彼女の声は私は朗読向きの声とは思わない(はっきり言うと彼女の声は決して「よくない」「綺麗ではない」のである)し、朗読自体も決して上手いとは思っていない。……しかし……しかし、私が物心ついた中学一年生の時の生徒手帳には……若き日の吉永小百合のブロマイドが入れてあったし……そうして……実は今、私の持っている定期入れにも……アリスの生後一ヶ月の写真と対で……彼女の遣いきったテレホン・カードが入れてあるのである……。

