不思議な無言電話の考察(杉下右京風に)
昨日の5時半前、家の電話が鳴った。とってから何時もながら、相手の様子を窺うタメを十分入れてから
(僕は電話が大嫌いで常にそうしている)
こちらを名乗った。
――無言である
――が――
――電話の向こうではっきりとした時報が鳴っている
――例の117とそっくりな時報である
――しかし無言である
――僕も無言で暫く聴いていた
――そして
――切れた。
ネット上で今調べてみた。こんな情報があった。
《引用開始》
一番可能性があるのが「いたずら電話」です。
事業所で使用している電話交換機やビジネスホンには「外線ー外線転送」機能や「三者通話」機能が標準装備されています。
いたずらを仕掛けた者をA、質問者さんをBとします。
まず、Aが自分の事業所から時報(117)に電話をします。
その後回線を一旦保留し、Bの会社の番号に電話をします。
Bが応答すると同時にAが保留を解除し、「外線転送」あるいは「三者通話」状態にします。
「外線転送」の場合はAの交換機を中継し「時報」とBが通話状態になります。
「三者通話」の場合は時報とAとBがAの交換機を中心に三者通話状態になります。
「三者通話」の場合はAが声を潜めていることで、Bと時報がつながった状態を聞くことができ、Bが驚いている状態を聞いている…という構図です。
事業所でなくても「トリオホン」というサービスを利用すると、三者通話をNTTの機能で実現できますが、1xx番号は利用できませんので、やはり事業所の電話交換機の機能を使ったいたずらであろうと考えます。
《引用終了》
なるほど!
……しかし……一つ、よろしいですか?
僕の場合、とってから切れるまで十秒はあったんですよ。
ところがその間、117のような「何時何分をお知らせします」というナレーションは、一切、なかったんですがねぇ……
……つまらないところが気になる――これが僕の悪い癖……