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2013/04/18

鬼城句集 春之部 鬘草

鬘草   鬘草かむつて遊ぶ童達

[やぶちゃん注:「鬘草」は「かもじぐさ」(「かづらぐさ」とも読むが採らない)で、イネ目イネ科エゾムギ属オニカモジグサ変種カモジグサ Elymus tsukushiensis var. transiens。本邦では道端でごく普通に見られる。大きめの小穂をつけた細い穂がたれ、また小穂に長い芒が出るのが目立つ。花期は五~七月、穂は茎の先端から伸びて立ち上がり、先端は弓型に垂れる。穂状花序で茎に沿ってやや間を開けて柄のない小穂をつける。小穂は軸に沿うように上向きになり、長さは一五~二五ミリメートル、多少平坦なくらいで細長く五~一〇の小花を含む。色は緑色で粉を吹いたように白く、部分的に紫を帯びるのが普通。頴(えい)の先端から伸びる芒(のぎ)は長さ一・五~三センチメートルで多くは紫を帯びる。芒は穂の先端方向へすんなりと伸び、乾燥しても反り返らない(以上はウィキカモジグサに拠る)。名は本句にあるように初夏の青紫色を帯びた花と黒っぽい頴が伸びているものを採って束ね、付け髪(かもじ)に擬えて子どもが髪に刺して遊んだことに由来する。]

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