一言芳談 一三八
一三八
敬日房(きやうにちばう)云、かまへて、念佛に氣味おぼえよ。
○氣味おぼえよ、わが念佛のこゑ耳に入りて、信をもよほし、罪を滅し、妄念をはらふ。そのほかあまたの德あり。西要抄(さいえうせう)にも念佛の氣味知りたる人はいとまれなりとあり。
[やぶちゃん注:「敬日房」既出。読みなども含め、「八十一」の私の注を参照のこと。
「かまへて」副詞で「心を配って、必ず」の謂い。心して。
「氣味」この場合は、香りと味や物事の趣、味わい、の謂いで、念佛の醍醐味の謂いである。
「西要抄」既出。読みなども含め、「一一七」の私の注を参照のこと。]

