(「ソライロノハナ」の「若きウエルテルの煩ひ」序詩) 萩原朔太郎
過ぎし日よ
樂しき十六と事多かりし十九の思ひ出よ
心ざま素直にして容姿また美しかりし我が少年の日の
戀ひしさよ
ああ忘れがたきその頃の少女等よ
[やぶちゃん注:底本の「萩原朔太郎全集」第十五巻所収の「ソライロノハナ」の歌群「若きウエルテルの煩ひ」の章の標題頁の裏に掲げられている序詩。「戀ひしさよ」はママ。]
« 黑い手を迎へよ 大手拓次 | トップページ | 耳嚢 巻之七 漬物に聊手法有事 »
過ぎし日よ
樂しき十六と事多かりし十九の思ひ出よ
心ざま素直にして容姿また美しかりし我が少年の日の
戀ひしさよ
ああ忘れがたきその頃の少女等よ
[やぶちゃん注:底本の「萩原朔太郎全集」第十五巻所収の「ソライロノハナ」の歌群「若きウエルテルの煩ひ」の章の標題頁の裏に掲げられている序詩。「戀ひしさよ」はママ。]