鬼城句集 夏之部 裸
裸 裸身や灸だになくて大男
裸身の一枚肋見はやしぬ
[やぶちゃん注:「一枚肋」「いちまいあばら」と読み、肋骨の並びが一枚の骨のようになって見えることを謂い、一般には「二枚腰」とともに理想的な力士の体形を評した語。胸から胴にかけてが肉身豊かで、恰も肋骨が一枚板のように見えるさまを讃した語である。言わずもがなであるが、二句とも相撲の景である。]
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裸 裸身や灸だになくて大男
裸身の一枚肋見はやしぬ
[やぶちゃん注:「一枚肋」「いちまいあばら」と読み、肋骨の並びが一枚の骨のようになって見えることを謂い、一般には「二枚腰」とともに理想的な力士の体形を評した語。胸から胴にかけてが肉身豊かで、恰も肋骨が一枚板のように見えるさまを讃した語である。言わずもがなであるが、二句とも相撲の景である。]