中島敦訳 高青邱詩
宵の雨 はや霽(あが)りしか
梧桐(きり)の葉に 月影ほのか
窓あかり 書(ふみ)讀む聲は
さし竝(な)みの 隣家(となり)の童(わらべ)
ふるさとに 待つ兒もなくて
草枕 旅に病む身は
小夜ふけの 幼き聲に
心傷(むねやぶ)れ 未だも いねず
月淡梧桐雨後天
咿唔聲在北窗前
誰知鄰館無兒客
病裏聽來轉不眠
高靑邱
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宵の雨 はや霽(あが)りしか
梧桐(きり)の葉に 月影ほのか
窓あかり 書(ふみ)讀む聲は
さし竝(な)みの 隣家(となり)の童(わらべ)
ふるさとに 待つ兒もなくて
草枕 旅に病む身は
小夜ふけの 幼き聲に
心傷(むねやぶ)れ 未だも いねず
月淡梧桐雨後天
咿唔聲在北窗前
誰知鄰館無兒客
病裏聽來轉不眠
高靑邱