孔雀の歌 四首 中島敦
孔雀の歌
よく見れば孔雀の眼(まなこ)切れ上り猛鳥(まうてう)の相(さう)ありありと見ゆ
印度なる葉廣(はびろ)菩提樹の蔭にしてひろげ誇らむこの孔雀(とり)の羽尾(はね)
いと憎き矜恃(ほこり)なりけり孔雀はも餌を拾ふにも尾をいたはりつ
六宮(りくきう)の粉黛(ふんたい)も色を失はむ孔雀一たび羽尾(はね)ひろげなば
[やぶちゃん注:「河馬」歌群の一。
「ありあり」の後半は底本では踊り字「〱」。]
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孔雀の歌
よく見れば孔雀の眼(まなこ)切れ上り猛鳥(まうてう)の相(さう)ありありと見ゆ
印度なる葉廣(はびろ)菩提樹の蔭にしてひろげ誇らむこの孔雀(とり)の羽尾(はね)
いと憎き矜恃(ほこり)なりけり孔雀はも餌を拾ふにも尾をいたはりつ
六宮(りくきう)の粉黛(ふんたい)も色を失はむ孔雀一たび羽尾(はね)ひろげなば
[やぶちゃん注:「河馬」歌群の一。
「ありあり」の後半は底本では踊り字「〱」。]