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2013/07/27

鬼城句集 夏之部 水馬

水馬    まひまひに勝つて遡(のぼ)れり水馬

[やぶちゃん注:底本では「まひまひ」の後半は踊り字「〱」。「水馬」は有翅昆虫亜綱半翅(カメムシ)目異翅(カメムシ)亜目 Heteroptera に属するアメンボ科アメンボ亜科アメンボ Aquarius paludum 他のアメンボ類の総称。は正式和名はアメンボであるが、水黽・水馬・飴坊などと漢字表記し、アメンボウとも呼ぶ。カメムシ類ほどではないが臭腺を持っており、捕えると飴のような甘い匂いを放つことに由来する「水黽」の「黽」(音ボウ)は蛙で水面を滑る蛙の謂いであろう。ここでも無論、音数律から「あめんぼう」と読んでいる。この「まひまひ」はシチュエーションからお分かりの通り、カタツムリではあり得ない。実はこれは「舞舞虫」のことで、鞘翅(コウチュウ)目飽食(オサムシ)亜目オサムシ上科ミズスマシ科 Gyrinidae に属する甲虫ミズスマシの仲間の別名である。アメンボは六本の脚の先で立ち上がるように浮くのに対し、ミズスマシは水面に腹ばいになって浮く(また、アメンボは幼虫も水面で生活するが、ミズスマシの幼虫は水中で生活するという違いもある。以上のミズスマシの叙述部分はウィキミズスマシ科」に拠った)。因みに、ややこしいことに「まひまひ(まいまい)」はアメンボの別名でもある。]

      水泡を跳り越えけり水馬

      相逐うて流れを上る水馬

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