穴熊 三首 中島敦
穴熊
うつし世をはかなむかあはれ穴熊は檻(をり)の奧處(ど)にべそをかきゐる
穴熊の鼻の黑きに中學の文法の師を思ひいでつも
穴熊の鼻の黑きが氣になりぬ家に歸りて未(いま)だ忘れず
[やぶちゃん注:「河馬」歌群の一。]
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穴熊
うつし世をはかなむかあはれ穴熊は檻(をり)の奧處(ど)にべそをかきゐる
穴熊の鼻の黑きに中學の文法の師を思ひいでつも
穴熊の鼻の黑きが氣になりぬ家に歸りて未(いま)だ忘れず
[やぶちゃん注:「河馬」歌群の一。]