朝暾破雲 二首 中島敦 (「小笠原紀行」より)
朝暾破雲
わだつみの大東(おほひんがし)の五百重雲あからみて裂けて日は出でむとす
[やぶちゃん注:「朝暾」は「てうとん(ちょうとん)」と読み、朝日のこと。「五百重雲」は「いほへぐも(いおえぐも)」と読む。幾重にも重なっている雲。]
白たへの甲板の上に人集ひうづの朝日子をろがみてゐる
[やぶちゃん注:「朝日子」は「あさひこ」で、「こ」は親愛の意を表す接尾語。朝日。]
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