義父の前立腺癌についてのインフォームド・コンセント
○医師の・イン・フォームド・コンセントと私の質問に対する回答
・CTによって「リンパ節転移」は認められず、骨シンチグラフィによって「骨転移」も認められない(本人が一~二週間まえに腰の痛みが訴えていたのが消長したが、しばしば骨転移では痛みが移動することがあるため)。
・前立腺以外の臓器への「浸潤」はない。
・グリーソン・スコアは10で高い(同数値の最高値であるが無論それは言わない。ここには記さないが、カルテを覗いた当初のPSA数値は所謂「洒落にならない」桁違いのメーター振り切れであった)。
・年齢(義父は大正15(1926)年生で満86歳)から考えてホルモン療法を行いたい。
・放射線外照射療法は効果がない訳ではないが担当が異なるので相談は別日程になる(言外に二つの療法を行うことによるこれといった「画期的な大きな変化」はここまで進んでいる場合は必ずしも期待出来ないといったニュアンスをやや感じた)。
ホルモン抵抗性が生じることで起こる「再燃」(ホルモン療法に全く反応しなくなった病態で去勢抵抗性前立腺癌とも呼称する)は2~3年後には起こる。
ホルモン療法は脳の視床下部・下垂体に作用する男性ホルモン分泌(ここで95%)阻害薬剤の注入と副腎からの分泌(5%)を抑止する服用薬の併用治療である。後者は肝臓機能障害の副作用が起こる場合がある。
・運動その他は全く問題はない。禁忌は一切挙げられない。
○医師の本人に分かり易い美事なイン・フォームド・コンセントの決定打
「年齢的に見て、この病気で亡くなることはありません。」
(於名古屋市立病院)
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因みに言っておくが僕は、単なる医療オタクでこんなことを記載しているのではない(昔は医者に成りたかったことは事実である)。以前にも記したのだが、僕の発癌リスク、それも前立腺癌の発癌リスクは、専門医が「ニヤッ」とするほどに、高いのである。だから、これぐらいの知識は身に着けておかないと僕自身にとって話にならんのである。
年齢にもよるが、多様な療法があって前立腺癌告知でもグリーソン・スコア10(100人に1人ともいう)でも、必ずしもガックリくる必要はない、ということを義父のケースで多くの方にお知らせしておきたいとも思うのである。

