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2013/08/07

鬼城句集 夏之部 うぐひ/老鶯/蠅  動物 了

うぐひ   夕燒やうぐひ飛出る水五寸

老鶯    老鶯に一山法を守りけり

[やぶちゃん注:「老鶯」はここでは「らうあう(ろうおう)」で、ウグイスは俳句では「春告鳥」として春の季語であるが、これは春過ぎても鳴いている夏の鶯を指す。李賀の「殘絲曲」などにも見られる漢詩の詩語である。「老」とあるが、ウグイスの平均寿命は八年で、しかも初夏が繁殖期に当り、現在では八月下旬頃まで元気な音が聴かれる(二〇一三年八月現在、現に私の裏山で朝方から鳴いている)。但し、人里近くで鳴く春とは異なり、営巣する山林近くで比較的多く聴かれる傾向はある。秋も十月頃まで弱い囀りをすることがあるので、「老鶯」の印象は寧ろ、そちらの方が似合うように私には思われる。「夏鶯」「残鶯」などともいう。]

蠅     草の戸や二本さしたる蠅たゝき

      蠅の宿産婦に蚊帳を吊りにけり



以上を以って「鬼城句集 夏之部 動物」は終わる。

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